ケロミの業務日誌
2025.05.13
請求書の締め日、なぜ月末じゃない会社があるの?

こんにちは。新緑がまぶしく、初夏の訪れを感じる季節となりました。日中は汗ばむ日も増えてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は「請求書の締め日」について、少し掘り下げてご紹介したいと思います。
皆さんは、請求書の締め日といえば「月末」と思っていませんか? 実は、企業によって「15日締め」「20日締め」など、月末以外の締め日を設けているケースも意外と多いんです。
では、なぜあえて月末を避けるのでしょうか?
主な理由のひとつが、経理業務の効率化です。
月末締めにすると、請求書の内容確認・集計・発行・送付をすべて月初の数営業日でこなす必要があり、経理担当者にとってはかなりの負担になります。特に複数の取引先がある企業では、対応に追われることも少なくありません。
一方で、たとえば「20日締め」に設定しておくと、請求書の発行作業を月内に計画的に進めることができます。これにより、月末〜月初の業務負荷を軽減できるのです。
中小企業や少人数の経理チームでは、こうしたスケジュールの工夫が業務効率やミス防止に大きく貢献します。
また、取引先ごとに締め日が異なる場合、「この会社はなんで月末締めじゃないんだろう?」と思われることもあるかもしれませんが、それも経理の現場をスムーズに回すための戦略だったりするんですね。
こういった“見えにくい工夫”を知っておくと、取引先とのやりとりや社内コミュニケーションでも役に立つかもしれません。
季節の変わり目、体調を崩しやすい時期でもありますので、どうぞご自愛のうえお過ごしください。
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