ケロミの業務日誌
2022.11.01
年末調整の電子化について
令和4年年末調整の電子化について個人的に調べたところ、対応している生命保険会社や給与計算ソフトは以前より増えているようでした。
ケロミ個人の証明書は生命保険会社が1社非対応(書面での発行のみ)でした。
電子化するための大まかな流れは下記です。
・社員が保険会社等またはマイナポータル※から控除証明書等を電子データで受領
※マイナポータル連携を行うために必要なこと
・マイナンバーカードの取得
・ICカードリーダライタやマイナンバーカード読み取りに対応しているスマートフォンなど読み取り機器の準備
・マイナポータルの開設と取得したい控除証明書等の種類に応じた事前設定
・各保管会社と民間送達サービスとの連携設定
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・社員が国税庁ホームページ等からダウンロードした「年調ソフト」 に住所・氏名等の基本情報を入力し、上記で受領した電子データを取り込み(インポート)またはマイ ナポータル連携により、年末調整申告書データを作成
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・社員が年末調整申告書データ及び控除証明書等データを会社に提出
・会社が提出された電子データを給与システム等※にインポートして年税額を計算
※既存の給与計算ソフトが対応しているか否か注意が必要
個人的見解としては、下記ハードルが高いなという感じです。
・電子的控除証明書発行非対応の場合
・マイナポータル連携への不安
・社員がそれぞれの端末に年調ソフト等をインストールする作業が必要
・提出状況の確認機能がないため、提出状況の管理が別途必要
・一人一人の申告書データを手動で給与ソフトに読み込む作業が必要
電子化により自動計算されることを目指したいですが、段階的に進む必要がありそうです。
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