ケロミの業務日誌

誰にでも最後のときは訪れる、がしかし、なかなか後回しにされがちな遺言書について今日は書きたいと思います。
まずイメージされるのは自分で遺言書を書き、保存しておく自筆証書遺言でしょう。手書きさえできれば最も手軽な方法です。
ただ、自分で保管となると紛失するおそれ、そもそも見つけてもらえないかもしれない、またもしかすると相続人による廃棄や隠匿、改ざんの恐れもありますし、相続開始後は、相続人が家庭裁判所に遺言書の検認を請求しなくてはいけません。そこで、これらの問題を解決すべく、令和2年7月10日から、法務局（遺言書保管所）による自筆証書遺言書保管制度というのが始まっているのはご存知でしょうか？
こちらの制度は遺言書保管所（遺言者の住所地、本籍地、遺言者が所有する不動産の所在地）のいずれかで、保管の申請をすることで、紛失や改ざんを防ぎ、遺言書の存在の把握も容易になり、また検認手続きも不要となります。
一通3,900円の手数料が必要ですが、長期間保管をしてもらえて安心です。財産の金額や種類が多い方は、やはり公正証書遺言で公証人や証人の立ち合いのもと、きちんと内容の確認をしてもらったものを残される方が良いかと思いますが、さほど‥という場合は是非合わせて検討してみてください。冒頭の知り合いは、身近なお仕事仲間が急逝され、残される家族のためにきちんとしておこうと思われたそうです。
さて、最後に経理のケロミらしく…
今年もチャットワークでつながるお客様から、住民税特別徴収額の決定通知書データが届く時期となりました。給与計算をご依頼いただくお客様は、届いた書類を携帯電話等で写真を撮って送るだけ。後は私どもで変更の処理をさせていただきます。この他にも手軽で安心なサービスを今後も拡大させていきたいと思います。お困りなこと、もっと何とかならないだろうかと悶々としていることがあればいつでもご相談ください。
また、岡山県南で経理・会計・給与計算のアウトソーシング、テレワークの導入をお考えのお客様はケロミの経理代行にご相談ください。